今月のスタッフだより
挿す花の1本1本に想いを込めて
2021年9月 更新
- フラワーディレクション課/
東 菜々美
専門学校を卒業後、新卒で入社して今年で2年目になりました。普段は生花祭壇の制作をしています。
博全社は、決まった形の生花祭壇だけでなく、故人さまが好きだった色やその方の雰囲気にあわせてなど、色や形、花材などもふくめ、お客様のご要望に沿ったデザインで祭壇をおつくりしています。
いただいたご要望をかたちにするためには、適切な花材を選ぶことがとても大切です。色合いについても、例えば「ピンク色」というご要望のなかでも濃淡をつけることで立体感が生まれ、より表情のある祭壇にすることができます。そういった細やかな工夫の1つ1つが、祭壇の仕上がりにとても影響を与えるのです。そこが難しくもあり、やりがいでもあります。
私たちは直接、ご遺族さまとお会いすることはありません。ですが、私たちがつくった生花祭壇をとおしてご遺族さまの心が少しでも和み、良いお別れをしていただくことができたら。そう想い、日々の作業にあたっています。
当面の目標は先輩方に指導をいただきながら、技術をもっともっと向上させること。そして「この人に担当してもらってよかった」そう思っていただけるフローリストになりたいと思います。