今月のスタッフだより
故人を想い浮かべながらつくる生花祭壇
2018年8月 更新
- フラワーディレクション課/
川東礼治
私は生花の業務に携わって24年になります。
初めは小さなお花の業務からスタートしたのですが、先輩が制作した大きな生花祭壇を見て、自分もいつかはそんな祭壇を作ってみたいと思い現在に至っております。
あるとき、自分が制作した祭壇をご覧になった芸術家のお客様が、すごく褒めてくださったことが、とても嬉しくて自信を持てるようになりました。
普段、生花祭壇を制作するときは、故人を想い浮かべながら制作しております。これは、多くの人生を過ごされ多くの方と巡り合った故人が、最後に自分の制作した祭壇でお送りできる「一期一会」を大切にしたいと思っているからです。
私の制作した祭壇で、ご家族や故人と縁のあった方々が少しでも穏やかに厳かに、最後の時を過ごしていただきたいとも思っております。
現在、スタッフを指導する立場にありますが、ただ花が綺麗だからとかそういう理由でなく、祭壇の先にいる故人やご家族、ご縁のあった方々のことを常に思うことのできる生花担当者になってほしいと願っています。