今月のスタッフだより
故人、ご家族、お別れするすべての方にとって、より穏やかなお別れとなるように
2019年2月 更新
- エンバー・湯灌グループ/
今野 奈由美
私はエンバーミングを行なうエンバーマーとして日々業務にあたっています。
エンバーマーになって5年が経過しました。多くの故人とお会いしてきましたが、いつも、この方はどう生きてこられたのかなと想いを馳せています。
そして、葬儀の中心におられる故人に対して、「尊厳のあるお別れを提供したい」という想いで向き合っています。
また、私がエンバーミングという技術を使ってお手伝いすることで、お別れする方々にとっても、故人との最後の時間が悔いのない、充実したものとなるよう願ってやみません。
エンバーミングは処置を行うことで、お元気でいた頃のようなやすらかな表情で、更には、常温でやわらかい手や顔にふれながら、式までの間を一緒に過ごすことができます。
故人は専門施設でエンバーミングを行なうため、少しの間ご家族から離れることになりますが、私はエンバーミングが終わった故人に、「ご家族が待っていますよ、よいお別れになるといいですね」といつもお声がけしてお送りしています。
故人の人生の終焉を彩るご葬儀が、故人、ご家族、お別れするすべての方々にとってより穏やかなときとなるよう、手助けができればと考えています。