今月のスタッフだより
真面目、頑固、ブレない信念。男気溢れるニューリーダー
- 管理本部 総務部/
伊橋 和也(33才)
大学卒業後、2007年に博全社へ入社。今年で入社11年目を迎える。葬儀の現場を9年経験した後、本社の管理部門へ異動。葬祭ディレクター1級、ビジネス実務検定の資格を持つ。今月中旬に海外挙式を控える新婚さん。「妻の手料理が毎日楽しみです」とのろけ交じりに話す。そんな幸せいっぱいの伊橋さんが語る、仕事における今後の展望とは。
―業界へ飛び込むきっかけは、
高校時代の親友の死―
大学2年の時、高校時代の親友が亡くなりまして。テニス部でダブルスを組んでいた相方だったので、本当にショックで。悲しいというか、寂しいというか、何とも言えない喪失感に襲われていて、葬儀ではめっちゃ泣きましたね。彼の葬儀が終わった後ですかね、私自身も悲しみを癒すお手伝いをしたいと思うようになって。葬儀業界へ興味を持ち始めました。
また父方の祖父母が博全社でお世話になっていまして。祖母の葬儀の際、葬儀担当者から人を募集していると聞き、受けてみようと決めました。就活は葬儀社に絞っていたので、博全社ともう1社しか受けなかったんです。両方とも受かったんですが、最終面接で当時専務だった松丸社長に「これから実績を残していきます!」と担架を切ったので笑。この会社でやっていこうと決めました。
―「一度のミスは、二度繰り返さない」
前向きな姿勢が今につながっている―
私、結構ポジティブなんですよ(笑)。失敗しても基本引きずらない。次は失敗しないようにどうするか必死に考えるんです。それで自分でいいと思ったことにチャレンジしてみる。やってみてダメなら、また違う方法を考える。この繰り返しです。
入社1年目、毎月筆記テストがあったんですが点数が悪くて、最下位争いに名を連ねていましたね。ダメ3人組って呼ばれてた時代もありました(苦笑)。ある時ふと、このままじゃダメだと、思い立ちまして。必死に勉強したんです。エンジンがかかるのが、少し遅いんですが。今では、葬儀の知識は誰にも負けない自信があります。
―「寛容」と「頑固」は2対1のバランス。
仕事へのこだわりは必要だと思う―
葬儀現場では、自分なりの「こだわり」は必要です。葬儀において、我々スタッフはあくまで黒子。入り込みすぎないよう一定の距離を保つこと、ここに注力していました。放置ではなく、常にご遺族に気を留めて寄り添う姿勢です。以前、お手伝いさせていただいたご遺族様から、「伊橋さんの距離感がちょうど良かった。聞きたいことがあるときは横にいてくれ、疲れているときは、そっとしておいてくれた」と言ってくれました。大切なご家族を亡くされた後ですので、ちゃんと悲しみと向き合えるよう、黒子に徹することを常に心がけていたので、自分の自信にもなりました。
ご遺族様の想いを優先し、自分の信念を持って施行をしていましたので。寛容に、時には頑固さを貫くこと、その姿勢は今も変わらず持ち続けています。
―現場を知る自分だからできること。
管理部と現場をつなぐ架け橋に―
現場から本社勤務になり、社内でのギャップを感じることが多々あります。現場の声を汲み取れていない、現場からの声が出てこないと感じるんです。なので、現場を知る自分だからこそ、変えていけると思う。葬儀の現場からの声をあげられる、くみ取れる仕組みを整えていきたいと思っています。両方の立場から、客観的かつ公平に物事を決めていけるよう、これからも努力していきます。なので、何か困った事があったらすぐに相談してほしいんです。今の私にできることであれば、上司にも掛け合いますので。