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料理長からの食材だより

博全社の料理長が、千産千消をテーマに千葉の食材の役立つ情報をお届けします。

2022年02月17日

旬を味わう、料亭の味のたけのこレシピ《若竹煮》《たけのこご飯》

写真1

旬を迎える筍(たけのこ)。筍は品種が多く、種類によって時期、味の特徴が異なります。
今回は、国内で栽培されている主な筍の品種について説明します。



1.「孟宗竹」(もうそうちく)
  日本国内で最もポピュラーな筍です。
  大きい物が多く、苦みと甘みをバランスよく兼ね備えています。

2.「淡竹」(はちく)
  小ぶりで柔らかい食感の淡泊な味わいです。
  アクやえぐみが少なく、色々な食材との料理を楽しめます。

3.「真竹」(まだけ)
  苦みやえぐみが強いのが特徴です。
  アクが多い為、下茹でを丁寧に行う必要があります。
  味や食感がしっかりしています。

4.「姫竹」(ひめたけ)  「根曲り竹」(ねまがりだけ)
  地方によって呼称が異なりますが、どちらも千島笹(ちしまざさ)という竹の若芽で、
  同一の品種になります。東北や北海道など北の地域で栽培されてます。
  他の筍よりも小さく細いのが特徴です。
  筍の根元がカーブを描いているところから、「根曲り竹」・小さくてかわいらしい見た目
  から「姫竹」と名前が付きました。

種類によって味・食感・えぐみなどの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。


写真2

ご家庭で簡単に作れる、料亭の味の竹の子料理をご紹介します。
【若竹煮】
 材料
    ・竹の子(下茹でした物)    1本
    ・若布            適量
    ・かつお出汁         120cc
    ・酒             10cc
    ・みりん           10cc
    ・塩             ひとつまみ
    ・薄口醤油          5cc


【竹の子ご飯】
 材料
   ・竹の子(下茹でした物)    250g
   ・油揚げ            60g
   ・お米             3合
   ・かつお出汁          600cc
   ・薄口醤油           30cc
   ・みりん            30cc
   ・塩              ひとつまみ

会食室での時間が、ご遺族、参列者にとって故人について偲び、語らう、やすらぎのひとときとなるように。想いをこめたお料理を皆様にお届けいたします。

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